CORPORATE LAW
有利発行(199条3項・201条1項)
有利発行は、商法(会社法)(資金調達)の論点です。新株の払込金額が特に有利な金額である場合(有利発行)、いかなる手続が必要か。 判例・通説の規範は「新株の払込金額が特に有利な金額である場合には、取締役は株主総会において有利発行を必要とする理由を説明し、株主総会の特別決議による承認が必要である(199条3項・201条1項・309…」とされ、予備試験・司法試験の論文では平成24年・平成26年・平成28年・令和2年などに問われています。
問題の所在
新株の払込金額が特に有利な金額である場合(有利発行)、いかなる手続が必要か。
規範(判例・通説の定式)
新株の払込金額が特に有利な金額である場合には、取締役は株主総会において有利発行を必要とする理由を説明し、株主総会の特別決議による承認が必要である(199条3項・201条1項・309条2項5号)。
「特に有利な金額」とは、公正な発行価額と比較して特に低い金額をいい、公正な発行価額は時価を基準に決定される。
答案での書き方(法的三段論法)
- 1
問題提起
新株の払込金額が特に有利な金額である場合(有利発行)、いかなる手続が必要か。
- 2
規範
上の「規範」の定式を、判例名・条文とセットでそのまま書く。要件が複数ある場合は①②③と番号を振る。
- 3
あてはめ
問題文の事情を要件ごとに引用し、「〜という事情は…を意味するから、要件○を満たす」と評価を加える。数字・なお書き・当事者の具体的行動は必ず拾う。
- 4
結論
「したがって/よって」で要件充足と結論(成立・不成立、適法・違法、合憲・違憲)を一文で締める。
自分の答案がこの4要素に分解できているかは、AI答案添削で色分けして確認できます。
あわせて読みたい論点
この論点の前提になる論点や、対になる論点です。
資金調達/新株発行
不公正発行と新株発行無効の訴え
さらに学びたい人へ(おすすめ教材)
この論点の理解を深める教材です。リンクにはアフィリエイトリンクを含みます(価格は変わりません)。
講座
アガルート 重要問題習得講座(重問) ↗信頼できる答案例が付いた網羅的な演習書。解答例を問題提起・理由付け・規範・あてはめ・結論の5色に塗り分けて周回する。憲法・刑法以外の論文の軸。
講座
アガルート 短答知識完成講座Ⅱ(下4法) ↗下4法の短答対策。過去問と判例六法のマーキングをセットで進めるための講座。
講座
アガルート 判例百選スピード攻略講座 ↗百選を問題集として使い、その判例が論文で出たらどう書くかを示す講座。インプットとアウトプットを同時にできる。特に行政法・民訴・会社法・刑訴で効果が大きい。
講座
アガルート 論証集の使い方講座 ↗論証集は書き換えず、5色に塗って可視化して使うのが基本。作成者本人が行間を説明する講座で、読みにくい部分の理解が進む。
出題実績と演習
よくある質問
Q新株の払込金額が特に有利な金額である場合(有利発行)、いかなる手続が必要か。+
新株の払込金額が特に有利な金額である場合には、取締役は株主総会において有利発行を必要とする理由を説明し、株主総会の特別決議による承認が必要である(199条3項・201条1項・309条2項5号)。
Q「有利発行」は予備試験・司法試験で出題されていますか?+
平成24年・平成26年・平成28年・令和2年・令和4年の論文式試験で出題(または関連出題)されています。頻出度は標準ランクです。