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CIVIL LAW

債権者代位権(423条)

債権者代位権・詐害行為取消権出題年度:平成24・26・28・令和3・5

債権者代位権は、民法(債権総論)の論点です。債権者は、債務者の権利を代位行使しうるか。債権者代位権の要件と転用の可否が問題となる。 判例・通説の規範は「債権者代位権(423条)の要件は、①被保全債権の存在、②債務者の無資力(金銭債権の保全の場合)、③債務者が自ら権利を行使しないこと、④被代位権利が債務者の一身専属権でないことである…」とされ、予備試験・司法試験の論文では平成24年・平成26年・平成28年・令和3年などに問われています。

問題の所在

債権者は、債務者の権利を代位行使しうるか。債権者代位権の要件と転用の可否が問題となる。

規範(判例・通説の定式)

債権者代位権(423条)の要件は、①被保全債権の存在、②債務者の無資力(金銭債権の保全の場合)、③債務者が自ら権利を行使しないこと、④被代位権利が債務者の一身専属権でないことである。

【転用型】

金銭債権の保全目的でない場合(特定債権の保全のための代位行使)→423条の7(登記請求権の代位行使)等の明文規定がある場合のほか、被保全債権を保全するために被代位権利を行使することが必要である場合に転用が認められる。

答案での書き方(法的三段論法)

  1. 1

    問題提起

    債権者は、債務者の権利を代位行使しうるか。債権者代位権の要件と転用の可否が問題となる。

  2. 2

    規範

    上の「規範」の定式を、判例名・条文とセットでそのまま書く。要件が複数ある場合は①②③と番号を振る。

  3. 3

    あてはめ

    問題文の事情を要件ごとに引用し、「〜という事情は…を意味するから、要件○を満たす」と評価を加える。数字・なお書き・当事者の具体的行動は必ず拾う。

  4. 4

    結論

    「したがって/よって」で要件充足と結論(成立・不成立、適法・違法、合憲・違憲)を一文で締める。

自分の答案がこの4要素に分解できているかは、AI答案添削で色分けして確認できます。

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出題実績と演習

よくある質問

Q債権者は、債務者の権利を代位行使しうるか。+

債権者代位権(423条)の要件は、①被保全債権の存在、②債務者の無資力(金銭債権の保全の場合)、③債務者が自ら権利を行使しないこと、④被代位権利が債務者の一身専属権でないことである。

Q「債権者代位権」は予備試験・司法試験で出題されていますか?+

平成24年・平成26年・平成28年・令和3年・令和5年の論文式試験で出題(または関連出題)されています。頻出度は標準ランクです。

Q債権者代位権の要件は?+

①被保全債権の存在、②債務者の無資力(金銭債権保全の場合)、③債務者が自ら権利を行使しないこと、④被代位権利が債務者の一身専属権でないことが必要である(423条)。特定債権の保全のための転用型は、保全に必要である場合に認められる。

Q詐害行為取消権の要件は?+

①被保全債権が詐害行為前に発生していること、②債務者が債権者を害することを知ってした行為であること(詐害意思)、③受益者・転得者の悪意、④財産権を目的とした行為であることが必要である(424条)。相当対価処分や偏頗行為には特則がある。

Q債権が二重に譲渡された場合の優劣は?+

確定日付のある証書による通知が債務者に到達した日時の先後で決する(最判昭49.3.7)。同時到達の場合は各譲受人が債務者に対してそれぞれ全額の支払を請求できる(最判昭55.1.11)。