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CORPORATE LAW

株主代表訴訟(847条)

会社に対する責任(423条)出題年度:平成23・24・26・28・30・令和2・4

株主代表訴訟は、商法(会社法)(取締役の責任)の論点です。株主は取締役の責任を追及するために代表訴訟を提起しうるか。株主代表訴訟の要件が問題となる。 判例・通説の規範は「6か月前から引き続き株式を有する株主は、会社に対し書面で取締役の責任追及の訴えの提起を請求し、会社が60日以内に訴えを提起しないときは、自ら訴えを提起することができる(847条1項…」とされ、予備試験・司法試験の論文では平成23年・平成24年・平成26年・平成28年などに問われています。

問題の所在

株主は取締役の責任を追及するために代表訴訟を提起しうるか。株主代表訴訟の要件が問題となる。

規範(判例・通説の定式)

6か月前から引き続き株式を有する株主は、会社に対し書面で取締役の責任追及の訴えの提起を請求し、会社が60日以内に訴えを提起しないときは、自ら訴えを提起することができる(847条1項・3項)。

【不提訴理由の通知】

会社が訴えを提起しない場合、株主等の請求により不提訴理由を通知しなければならない(847条4項)。

【担保提供命令】

被告の申立てにより、悪意の場合には裁判所は相当の担保提供を命じうる(847条8項)。

答案での書き方(法的三段論法)

  1. 1

    問題提起

    株主は取締役の責任を追及するために代表訴訟を提起しうるか。株主代表訴訟の要件が問題となる。

  2. 2

    規範

    上の「規範」の定式を、判例名・条文とセットでそのまま書く。要件が複数ある場合は①②③と番号を振る。

  3. 3

    あてはめ

    問題文の事情を要件ごとに引用し、「〜という事情は…を意味するから、要件○を満たす」と評価を加える。数字・なお書き・当事者の具体的行動は必ず拾う。

  4. 4

    結論

    「したがって/よって」で要件充足と結論(成立・不成立、適法・違法、合憲・違憲)を一文で締める。

自分の答案がこの4要素に分解できているかは、AI答案添削で色分けして確認できます。

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出題実績と演習

よくある質問

Q株主は取締役の責任を追及するために代表訴訟を提起しうるか。+

6か月前から引き続き株式を有する株主は、会社に対し書面で取締役の責任追及の訴えの提起を請求し、会社が60日以内に訴えを提起しないときは、自ら訴えを提起することができる(847条1項・3項)。

Q「株主代表訴訟」は予備試験・司法試験で出題されていますか?+

平成23年・平成24年・平成26年・平成28年・平成30年・令和2年・令和4年の論文式試験で出題(または関連出題)されています。頻出度は標準ランクです。

Q取締役の任務懈怠責任(423条1項)の要件は?+

①任務懈怠(善管注意義務・忠実義務・法令遵守義務等の違反)、②会社の損害、③両者の相当因果関係が必要である。唯一の株主の意向に沿った行為でも、義務は会社に対して負うものであるため、会社に損害を与えうる行為には任務懈怠が認められうる。

Q会社法429条1項の責任の性質は?+

最大判昭44.11.26は、取締役の社会的影響力の大きさから第三者保護のために不法行為責任とは別個に定められた法定の特別責任と解する(法定責任説)。任務懈怠について悪意・重過失があり、第三者の損害と相当因果関係があれば、直接損害・間接損害のいずれも賠償対象となる。

Q株主代表訴訟を提起する要件は?+

6か月前から引き続き株式を有する株主が、会社に対し書面で取締役の責任追及の訴えの提起を請求し、会社が60日以内に訴えを提起しないときに自ら提起できる(847条1項・3項)。会社が提起しない場合は請求により不提訴理由を通知しなければならない(847条4項)。