受験情報
予備試験とは?仕組み・日程・合格率3.6%の意味と、司法試験との違いを合格者がやさしく解説
司法試験予備試験の仕組み(短答→論文→口述の3段階)、2026年の日程、受験資格なし・受験料、合格率3.64%の読み方、法科大学院ルートとの違い、合格後の司法試験合格率90%超までを、予備試験総合13位合格の筆者が整理。
公開 2026/10/05約3分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
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数値は法務省の公表資料にもとづきます(令和7年司法試験の採点結果、令和7年・令和8年予備試験短答式試験の結果 ほか)。令和8年司法試験の最終結果は2026年11月11日に発表予定で、本稿執筆時点では未公表です。
予備試験とは:法科大学院に行かずに司法試験の受験資格を得る試験
司法試験予備試験(予備試験)は、法科大学院を修了していなくても司法試験の受験資格を得られる国家試験 です。年齢・学歴・職業の制限はなく、高校生でも社会人でも受験できます。令和7年の最終合格者452人のうち大学生が264人、働きながら受験した有職者が111人でした(法務省公表)。
筆者は医学部在籍中に予備試験へ短答20位台・論文10位台(総合13位)で合格しました。この記事では、受験を検討している人が最初に知るべきことだけを、数字つきで整理します。
3段階の試験構成
| 段階 | 時期(令和8年) | 形式 | 令和7年の結果 |
|---|---|---|---|
| 短答式 | 7月19日 | マークシート・法律7科目+一般教養(270点満点) | 受験12,432人→合格2,744人(22.1%)、合格点159点 |
| 論文式 | 9月12・13日 | 記述・法律基本7科目+選択科目+法律実務基礎2科目(500点満点) | 受験2,620人→合格457人(17.4%)、合格点240点 |
| 口述 | 翌年1月23・24日 | 面接形式・民事/刑事(119点以上で合格) | 受験457人→合格452人(98.9%) |
最終合格率は 3.64%(受験者12,432人中452人)。ただしこれは「短答から数えた率」で、短答に受かった人の約6人に1人が論文に受かり、論文に受かればほぼ全員が口述を通ります。勝負は 短答と論文 です。→ 科目一覧と配点・足切り
司法試験との違い
| 予備試験 | 司法試験 | |
|---|---|---|
| 目的 | 司法試験の受験資格を得る | 法曹資格を得る |
| 受験資格 | なし | 法科大学院修了・在学中受験資格・予備試験合格のいずれか |
| 科目 | 短答8科目(一般教養含む)、論文10科目、口述2科目 | 短答3科目、論文8科目 |
| 合格率 | 約3.6%(令和7年) | 41.2%(令和7年)。予備試験合格者に限ると90.7% |
| 受験回数制限 | なし | 資格取得後5年間で5回 |
予備試験に合格した人の司法試験合格率は 90.68%(令和7年、472人中428人)で、法科大学院修了者(21.91%)や在学中受験者(52.66%)を大きく上回ります。予備試験の論文は司法試験の論文と同じ力を測っているので、予備試験に受かる力があれば司法試験は通過点になります。→ 予備試験の合格率と、合格者の司法試験合格率
受験に必要なお金と時間
- —受験料:令和8年から21,000円(オンライン出願は20,000円)。
- —出願:令和8年はオンライン願書受付が2月16日〜3月13日、紙願書受付が3月2日〜3月13日。→ 日程の詳細
- —勉強時間:合格者の多くが2,000〜4,000時間。筆者は約1年半、平日3〜4時間・休日8時間でした。→ 勉強法の全体像
- —教材・講座:予備校のフルコースは50万〜150万円。講義なしで演習・添削・計画を回すなら、オンラインロースクールは月額5,000円(年60,000円)です。→ 予備校9校の比較
予備試験ルートが向いている人
- —法科大学院の学費(2〜3年で200〜400万円)と時間をかけたくない。
- —大学1〜2年のうちから始められる(在学中合格なら就活でも強い)。
- —社会人で、仕事を辞めずに法曹を目指したい。
逆に、独力で計画を立てるのが苦手なら、法科大学院か予備校の管理型コースの方が完走しやすいこともあります。→ 独学・予備校・オンラインの比較
まず何から始めるか
関連:予備試験の日程・スケジュール / 科目一覧と配点 / 司法試験とは
よくある質問
- Q. 予備試験は誰でも受けられますか?
- はい。年齢・学歴・職業の制限はなく、高校生から社会人まで誰でも出願できます。令和7年の最終合格者には19歳から68歳までが含まれています。
- Q. 予備試験の合格率3.6%は難しすぎませんか?
- 3.64%は短答受験者全体に対する率です。段階別に見ると短答22%、論文17%、口述99%で、短答と論文を突破できる学力があるかが本質です。合格者の司法試験合格率は90%超なので、予備試験に受かる力は司法試験合格の力そのものです。
- Q. 予備試験と法科大学院、どちらが早く法曹になれますか?
- 大学在学中に予備試験に合格すれば、法科大学院を経由するより2〜3年早く司法試験を受けられます。法科大学院には在学中受験制度もあり、既修2年コースなら修了前に司法試験を受けられます。
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