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CRIMINAL LAW

実行の着手時期

実行の着手出題年度:平成23・24・26・27・30・令和2・3・5

実行の着手時期は、刑法(未遂犯)の論点です。いかなる時点で実行の着手(43条本文)が認められるか。実行の着手時期の判断基準が問題となる。 判例・通説の規範は「実行の着手は、構成要件的結果発生の現実的危険性を惹起する行為を開始した時点で認められる。具体的には、犯罪の実現に至る客観的な危険性が、行為の時点で、行為者の犯罪計画を含む具体的事情…」とされ、予備試験・司法試験の論文では平成23年・平成24年・平成26年・平成27年などに問われています。

問題の所在

いかなる時点で実行の着手(43条本文)が認められるか。実行の着手時期の判断基準が問題となる。

規範(判例・通説の定式)

実行の着手は、構成要件的結果発生の現実的危険性を惹起する行為を開始した時点で認められる。具体的には、犯罪の実現に至る客観的な危険性が、行為の時点で、行為者の犯罪計画を含む具体的事情のもとで認められる場合に、実行の着手が肯定される(最決平16.3.22・クロロホルム事件参照)。

あてはめのポイント

クロロホルム事件:第1行為(クロロホルムで昏睡させる行為)と第2行為(海中に転落させて殺害する行為)の関係で、第1行為の時点で殺人の実行の着手を認めた。間接正犯の場合:被利用者に対する働きかけの時点で着手を認めうる場合がある。

答案での書き方(法的三段論法)

  1. 1

    問題提起

    いかなる時点で実行の着手(43条本文)が認められるか。実行の着手時期の判断基準が問題となる。

  2. 2

    規範

    上の「規範」の定式を、判例名・条文とセットでそのまま書く。要件が複数ある場合は①②③と番号を振る。

  3. 3

    あてはめ

    問題文の事情を要件ごとに引用し、「〜という事情は…を意味するから、要件○を満たす」と評価を加える。数字・なお書き・当事者の具体的行動は必ず拾う。

  4. 4

    結論

    「したがって/よって」で要件充足と結論(成立・不成立、適法・違法、合憲・違憲)を一文で締める。

自分の答案がこの4要素に分解できているかは、AI答案添削で色分けして確認できます。

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出題実績と演習

よくある質問

Qいかなる時点で実行の着手(43条本文)が認められるか。+

実行の着手は、構成要件的結果発生の現実的危険性を惹起する行為を開始した時点で認められる。具体的には、犯罪の実現に至る客観的な危険性が、行為の時点で、行為者の犯罪計画を含む具体的事情のもとで認められる場合に、実行の着手が肯定される(最決平16.3.22・クロロホルム事件参照)。

Q「実行の着手時期」は予備試験・司法試験で出題されていますか?+

平成23年・平成24年・平成26年・平成27年・平成30年・令和2年・令和3年・令和5年の論文式試験で出題(または関連出題)されています。頻出度は標準ランクです。