受験情報
司法試験に落ちたらどうする?5年5回の受験制限の考え方、翌年に向けた立て直し方、受験を続ける・やめるの判断基準
司法試験に不合格だった場合の選択肢を、受験資格(修了・予備試験合格から5年間で5回)の数え方、成績通知の読み方、翌年に向けた勉強の立て直し(短答・論文の原因分析と添削)、働きながらの受験、撤退の判断基準に分けて解説。令和7年の合格率データつき。
公開 2026/10/05約4分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
数値は法務省・文部科学省・各大学の公表資料(2026年10月時点)にもとづきます。年度ごとに変わるため、出願前に必ず最新の公式資料で確認してください。本記事の外部リンクにはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
まず受験資格の残りを確認する
司法試験は、受験資格を得た年から 5年間 に 5回 まで受験できます(2015年の制度改正以降、毎年受験可)。
| 受験資格の取得方法 | 5年間の起算 |
|---|---|
| 法科大学院修了 | 修了日後の最初の4月1日から5年 |
| 法科大学院在学中受験の認定 | 認定を受けて最初に受験できる年から(修了すれば修了ベースに切り替わらず、在学中受験分も回数に含む) |
| 予備試験合格 | 合格発表後の最初の4月1日から5年 |
5年を使い切った場合は、再び法科大学院を修了するか予備試験に合格すれば、新たに受験資格を得られます。
不合格の原因を数字で切り分ける
成績通知には、短答の科目別得点、論文の科目別順位(ランク)、総合順位が記載されます。
- —短答で落ちた:条文・判例知識の穴。過去問を肢ごとに回し、間違えた肢だけを反復する。→ 短答の勉強法、短答◯×演習
- —論文で特定科目が極端に悪い:その科目の答案の型が崩れている。論点解説 で規範を固め直し、論文過去問 を書き直す。
- —論文が全科目で中位:あてはめが薄い。問題文の事実を拾えているかを AI添削 で数値化し、拾い率を上げる。→ 論文の勉強法
- —総合で僅差:勉強量より本番の時間配分。答案構成の時間を固定する。
翌年に向けた立て直し
- 発表後2週間は休む。再現答案は発表前に書いておく。
- 成績通知が届いたら、科目ごとに「規範」「あてはめ」「時間」のどれが原因かを決める。
- 10月から3月:弱点科目の過去問を書き直し、週2通を添削に出す。
- 4月から6月:全科目の答案構成を全年度分、短答は間違えた肢の反復。
- AI勉強計画 で試験日から逆算し、毎週の消化率を記録する。→ 勉強計画の立て方
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働きながら受け直す
- —修了後の受験は収入がないことが最大の負担。企業法務や公務員、法律事務所のパラリーガルとして働きながら受ける人は多い。→ 法科大学院卒の進路
- —平日は短答と答案構成、週末に答案2通、というリズムなら年間100通は書ける。
続ける・やめるの判断基準
- —続ける:総合順位が合格ラインの1.5倍以内、または特定科目だけが足を引っ張っている。
- —やめる、または一度離れる:2回連続で短答落ち、勉強時間が確保できない、経済的に限界。隣接資格や企業法務で経験を積み、余裕ができたら予備試験ルートで戻ることもできる(予備試験には受験資格の制限がない)。
合格率の現実
令和7年の司法試験合格率は41.20%。予備試験合格者は90.68%、法科大学院在学中受験者は52.66%、修了生は21.9%です。修了生の合格率が低いのは、受験回数を重ねるほど合格率が下がる傾向があるためで、1回目・2回目で決めにいく 計画が重要です。
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出典: 法務省「令和7年司法試験の結果について」(2025年11月12日公表)。 予備試験の数値は出典: 法務省「令和7年司法試験予備試験短答式試験の結果」「同 口述試験の結果」(最終合格者452人、2026年2月5日公表)。
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よくある質問
- Q. 司法試験は何回まで受けられますか?
- 法科大学院修了または予備試験合格で受験資格を得てから5年間に5回まで受験できます。5年を使い切った場合は、再度法科大学院を修了するか予備試験に合格すれば新たに受験資格を得られます。
- Q. 司法試験に落ちた後、翌年に向けて最初にすべきことは何ですか?
- 成績通知で短答・論文の科目別の数字を見て、落ちた原因を「知識」「規範」「あてはめ」「時間配分」のどれかに切り分けることです。原因に応じて短答の肢別反復か、過去問の書き直しと添削に集中します。
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