勉強法
予備試験 論文の勉強法|論証集の5色塗りと過去問添削で論文10位台に入った方法
論文式の勉強法を、論証集の使い方(問題提起・理由付け・規範・あてはめ・結論の5色塗り)、あてはめで事実に番号を振る方法、過去問の書き方と添削の受け方、科目別の答案の型まで。AI添削で拾い率を数値化するやり方も解説。
公開 2026/10/05約2分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
論文で差がつくのは「規範」ではなく「あてはめ」
論証を覚えた受験生は大勢います。差がつくのは、問題文の事実をどれだけ拾い、評価できたか です。筆者が論文10位台に入れたのは、論証集の解答例を5色に塗り分け、あてはめで拾っている事実に番号を振る訓練を全科目で続けたからでした。
論証集の5色塗り
解答例を次の5つに色分けします。
- 問題提起(何が問題か)
- 理由付け(なぜその規範か)
- 規範(判断基準)
- あてはめ(事実+評価)
- 結論
塗ってみると、良い答案は「規範」が短く「あてはめ」が長いことが見えてきます。あてはめの部分では、拾っている事実に ①②③と番号を振り、問題文のどの事実に対応するかを線で結びます。これを繰り返すと、「問題文のどこを拾えば点になるか」が体に入ります。
論証そのものは、論点解説392論点 が問題提起→規範→あてはめの順で整理してあります。市販の論証集を使う場合も同じ塗り分けで構いません。
過去問の回し方
- —1周目:時間を気にせず、フル答案を書く。書けない論点は 論点解説 を見ながらでよい。
- —2周目:制限時間内に答案構成だけ(10〜15分)。全年度を短期間で回す。
- —3周目:直前期に、出題趣旨と自分の構成を見比べる。
問題文・出題趣旨・参考答案は 論文過去問 に全年度あります。
添削の受け方
書いた答案を自分で採点すると、「書いたつもり」が直りません。第三者の目で、
- —問題文の事実のうち 拾えた部分と拾えなかった部分
- —規範が 判例の定式と一致しているか
- —出題趣旨 に正対しているか
を見てもらいます。AI添削 はこの3点を4色のマーキングと数値(拾い率・規範の正確性・正対度)で返し、評価の低かった規範からは該当する 論点解説 に直接飛べます。→ AI添削の使い方
科目別の答案の型
| 科目 | 型 |
|---|---|
| 憲法 | 権利の性質→制約→審査基準→あてはめ。判例の射程を意識 |
| 行政法 | 処分性・原告適格は判例の規範を正確に。本案は個別法の仕組み解釈 |
| 民法 | 請求権→要件→抗弁の順。要件事実の発想で漏れを防ぐ |
| 商法 | 条文の要件を淡々と。瑕疵の効果と事後処理まで |
| 民訴 | 定義→趣旨→規範→あてはめ。既判力 など基本概念の定義を正確に |
| 刑法 | 構成要件→違法→責任。共犯・錯誤は処理手順を固定 |
| 刑訴 | 捜査は強制処分該当性→令状主義→任意処分の限界。証拠は伝聞の要件 |
時間配分(予備試験・1科目70分)
- —問題文を読む・事実に印をつける:10分
- —答案構成:10分
- —書く:45分
- —見直し:5分
よくある失敗
- —規範を長く書きすぎて、あてはめが2行で終わる。
- —問題文の事実を「書き写す」だけで評価しない(事実+だから+評価、の形にする)。
- —添削を受けずに本数だけ増やす。
関連:短答の勉強法 / AI添削の活かし方 / 合格者の勉強法(全文)
よくある質問
- Q. 論文はいつから書き始めればよいですか?
- 基礎インプット1周目の途中からです。論点解説を見ながらでよいので、早い段階で1通書くと、規範は覚えても事情を拾えないことに気づけます。
- Q. 論証集はどう使えばよいですか?
- 解答例を問題提起・理由付け・規範・あてはめ・結論の5色に塗り分け、あてはめで使う事実に番号を振ります。暗記より「書ける形」で持つことが目的です。
- Q. 答案は週に何通書けばよいですか?
- 論文期は週2通が目安です。書いた答案は添削に出し、指摘があった問題を翌週に書き直します。
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