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CRIMINAL PROCEDURE

逮捕に伴う捜索・差押え(220条1項2号)

Aランク(重要)逮捕・勾留出題年度:平成24・25

逮捕に伴う捜索・差押えは、刑事訴訟法(捜査総論)の論点です。逮捕に伴い、令状なくして捜索・差押えを行うことが許されるか(220条1項2号)。「逮捕の現場」の範囲及び時間的限界が問題となる。 判例・通説の規範は「逮捕する場合において、必要があるときは、令状なくして「逮捕の現場」で捜索・差押えをすることができる(220条1項2号)。その趣旨は、逮捕の現場には被疑事実に関する証拠が存在する蓋然…」とされ、予備試験・司法試験の論文では平成24年・平成25年に問われています。

問題の所在

逮捕に伴い、令状なくして捜索・差押えを行うことが許されるか(220条1項2号)。「逮捕の現場」の範囲及び時間的限界が問題となる。

規範(判例・通説の定式)

逮捕する場合において、必要があるときは、令状なくして「逮捕の現場」で捜索・差押えをすることができる(220条1項2号)。その趣旨は、逮捕の現場には被疑事実に関する証拠が存在する蓋然性が高く、かつ、証拠の散逸を防ぐ必要性・緊急性があることに求められる。

あてはめのポイント

「逮捕の現場」の範囲は逮捕と場所的に密接な関連を有する範囲と解すべきである。時間的範囲は逮捕と時間的に接着した範囲内であることが必要である(「逮捕する場合」)。逮捕に着手する前の捜索・差押えも、逮捕との時間的接着性があれば許容されうる(最判昭36.6.7)。

答案での書き方(法的三段論法)

  1. 1

    問題提起

    逮捕に伴い、令状なくして捜索・差押えを行うことが許されるか(220条1項2号)。「逮捕の現場」の範囲及び時間的限界が問題となる。

  2. 2

    規範

    上の「規範」の定式を、判例名・条文とセットでそのまま書く。要件が複数ある場合は①②③と番号を振る。

  3. 3

    あてはめ

    問題文の事情を要件ごとに引用し、「〜という事情は…を意味するから、要件○を満たす」と評価を加える。数字・なお書き・当事者の具体的行動は必ず拾う。

  4. 4

    結論

    「したがって/よって」で要件充足と結論(成立・不成立、適法・違法、合憲・違憲)を一文で締める。

自分の答案がこの4要素に分解できているかは、AI答案添削で色分けして確認できます。

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出題実績と演習

よくある質問

Q逮捕に伴い、令状なくして捜索・差押えを行うことが許されるか(220条1項2号)。+

逮捕する場合において、必要があるときは、令状なくして「逮捕の現場」で捜索・差押えをすることができる(220条1項2号)。その趣旨は、逮捕の現場には被疑事実に関する証拠が存在する蓋然性が高く、かつ、証拠の散逸を防ぐ必要性・緊急性があることに求められる。

Q「逮捕に伴う捜索・差押え」は予備試験・司法試験で出題されていますか?+

平成24年・平成25年の論文式試験で出題(または関連出題)されています。頻出度は重要ランクです。

Q強制処分と任意処分の違いは?+

強制処分は、個人の意思を制圧し身体・住居・財産等に制約を加えるなど、特別の根拠規定がなければ許容できない手段をいう(最決昭51.3.16)。これに当たらない任意処分も、比例原則により必要性・緊急性を考慮して相当と認められる限度で許容される。

Q任意処分の限界はどう判断する?+

捜査比例の原則(197条1項本文)に基づき、①捜査目的達成のための必要性の程度と②対象者の権利・利益への侵害の程度を比較衡量し、③具体的状況のもとで相当と認められるかで判断する。必要性・緊急性は考慮要素、相当性が結論である。

Q所持品検査はどこまで許される?+

所持人の承諾を得て行うのが原則だが、捜索に至らない程度の行為は、強制にわたらない限り、必要性・緊急性と侵害される法益・保護される公益との権衡を考慮し、具体的状況のもとで相当と認められる限度で許容される(最判昭53.6.20)。