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予備試験の一般教養科目とは?配点60点・平均25.9点。「対策しない」が正解である理由と、最低限やるべきこと

予備試験短答の一般教養科目(人文・社会・自然科学・英語、約40問から20問選択、60点満点)の仕組み、令和7年の平均点25.9点、法律科目で何点取れば一般教養ゼロでも合格できるか、論文一般教養の廃止、当日の問題の選び方。

公開 2026/10/05約3分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます

数値は法務省の公表資料にもとづきます(令和7年司法試験の採点結果、令和7年・令和8年予備試験短答式試験の結果 ほか)。令和8年司法試験の最終結果は2026年11月11日に発表予定で、本稿執筆時点では未公表です。

一般教養科目の仕組み

  • —出題:人文科学・社会科学・自然科学・英語から約40問。
  • —解答:そのうち 20問を自分で選んで 解答(1問3点、60点満点)。
  • —時間:1時間30分。
  • —論文の一般教養:令和4年に廃止。現在は短答のみ。

令和7年の一般教養の平均点は 25.9点(60点満点)、法律7科目の平均は各13〜15点(30点満点)でした。受験生全体で見ると、一般教養は半分も取れないのが普通です。

「対策しない」が正解である計算

短答の合格点は159〜168点(270点満点)。法律7科目は210点満点なので、

  • —法律で 8割(168点) 取れれば、一般教養が0点でも合格点に届く年がほとんど。
  • —法律で 7割5分(158点) なら、一般教養で10〜15点(3〜5問正解)あれば足りる。

一般教養で10点上げるには、範囲が無限に広い科目を何十時間も勉強する必要があります。同じ時間を法律科目に使えば、短答で10点上げるのははるかに簡単で、しかも 論文にも効きます。筆者も一般教養は無対策で、法律科目で稼いで短答20位台でした。

それでも最低限やるべきこと

  1. 過去問を1年分だけ解いて形式に慣れる:どの分野の問題が自分に解けそうかを知る。
  2. 当日の問題選び:最初の10分で40問を見渡し、「確実に解ける」「消去法で2択まで絞れる」問題に印をつけてから解く。英語の長文は得意なら得点源、苦手なら最初から捨てる。
  3. 時間配分:1問3分以内。悩む問題は飛ばして次へ。空欄を残さない(マーク式なので最後は埋める)。
  4. 大学受験の知識を思い出す:数学・理科・社会の高校レベルが出ます。文系なら社会科学(政治・経済・社会学)と英語、理系なら自然科学で稼ぐ。

法律科目で8割を取る方法

一般教養を捨てる戦略は、法律科目で8割取ることが前提です。やり方は1つで、過去問を肢ごとに全年度回し、間違えた肢だけ反復する こと。

  • —短答◯×演習:法務省公表の令和元〜5年・7科目を肢単位で再構成。無料会員は憲法と最新年度が使えます。
  • —判例六法に過去問で出た条文・判例をマーキングし、直前1か月はそれだけ読む。
  • —詳しい手順は 短答の勉強法 に。

分野別に見た「拾いやすい問題」

分野出題の傾向拾いやすさ
社会科学(政治・経済・社会・歴史)時事や制度の知識問題。消去法が効きやすい○ 法律の勉強と重なる部分がある
人文科学(哲学・文学・倫理)文章読解型。知識がなくても本文から解ける問題がある○ 読解で2〜3問
自然科学(数学・物理・化学・生物)高校レベルの計算・知識理系なら◎、文系は捨ててよい
英語長文読解・空所補充得意なら安定した得点源、苦手なら時間の浪費

当日は「読解で解ける問題」と「自分の得意分野」から先に20問を確保し、残り時間で上積みする、という順番が最も安定します。過去問は法務省サイトで公開されているので、直前期に1年分だけ時間を計って解いておけば十分です。

よくある誤解

  • —「一般教養で差がつく」:つきません。合格者の平均も30点前後です。差がつくのは法律科目。
  • —「非法学部は一般教養で稼げる」:理系なら自然科学で数問拾えますが、それでも法律科目に時間を使う方が効率的です。
  • —「論文にも一般教養がある」:令和4年に廃止され、選択科目に置き換わりました。→ 選択科目とは

関連:科目一覧と配点 / 予備試験の合格率 / 勉強法の全体像

よくある質問

Q. 予備試験の一般教養は捨てても合格できますか?
できます。短答の合格点は159〜168点で、法律7科目(210点満点)で8割取れば一般教養0点でも届きます。令和7年の一般教養平均は60点満点中25.9点で、合格者も高得点ではありません。
Q. 一般教養は何問出て何問答えますか?
約40問が出題され、そのうち20問を選んで解答します。1問3点で60点満点、試験時間は1時間30分です。

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