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司法試験・予備試験の選択科目とは?8科目の内容・選択率・特徴を一覧で比較【令和7年データ】
司法試験・予備試験の選択科目8科目(労働法・経済法・倒産法・知的財産法・国際関係法私法系・租税法・環境法・国際関係法公法系)の内容、令和7年の選択率と合格率、予備試験での導入経緯、配点と試験時間、教材の揃えやすさを一覧化。
公開 2026/10/05約3分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
数値は法務省の公表資料にもとづきます(令和7年司法試験の採点結果、令和7年・令和8年予備試験短答式試験の結果 ほか)。令和8年司法試験の最終結果は2026年11月11日に発表予定で、本稿執筆時点では未公表です。
結論:選択科目は8科目から1つを出願時に選び、司法試験では論文800点中100点、予備試験では500点中50点です。令和7年の合格者は労働法・経済法・倒産法で7割を占め、合格率が最も高かったのは倒産法でした。この記事は、選択科目をまだ決めていない受験生向けに、8科目の内容・選択率・合格率を法務省の公表値で一覧にし、選び方の記事へつなぎます。
選択科目の位置づけ
司法試験の論文には、基本7科目(公法系・民事系・刑事系)のほかに 選択科目1科目(100点、3時間)があります。予備試験でも令和4年から論文に選択科目(50点、1時間10分)が導入され、一般教養の論文が廃止されました。どちらも 出願時に科目を選択 し、途中変更はできません。
8科目の一覧と令和7年のデータ
| 科目 | 主な内容 | 令和7年 合格者(構成比) | 受験者→合格率 |
|---|---|---|---|
| 労働法 | 労働契約・解雇・労働時間・労働組合 | 492人(31.1%) | 1,110人→44.3% |
| 経済法 | 独占禁止法(カルテル・私的独占・企業結合) | 341人(21.6%) | 794人→42.9% |
| 倒産法 | 破産法・民事再生法 | 283人(17.9%) | 605人→46.8% |
| 知的財産法 | 特許法・著作権法 | 198人(12.5%) | 522人→37.9% |
| 国際関係法(私法系) | 国際私法(通則法)・国際民事手続 | 144人(9.1%) | 377人→38.2% |
| 租税法 | 所得税法・法人税法・国税通則法 | 58人(3.7%) | 197人→29.4% |
| 環境法 | 環境基本法・個別環境法・環境訴訟 | 41人(2.6%) | 138人→29.7% |
| 国際関係法(公法系) | 国際法・条約・国家責任 | 24人(1.5%) | 72人→33.3% |
労働法・経済法・倒産法の3科目で 合格者の7割 を占めます。合格率は科目間で差がありますが、これは科目の難易度というより選択者層の違い(倒産法は上位層が多い等)を反映しているので、「合格率が高い科目を選べば有利」とは言えません。→ 選択科目別の合格率データの読み方
各科目の特徴(短く)
- —労働法:条文と判例の数が多いが、民法(契約)の延長で理解しやすい。教材・講座が最も豊富。実務での使用頻度も高い。
- —経済法:条文が少なく、判断枠組み(市場画定→競争制限効果)がパターン化しやすい。暗記量は最少クラス。
- —倒産法:民法・民訴・会社法の知識がそのまま使える。手続の流れと否認権・相殺の論点が中心。
- —知的財産法:特許法と著作権法の2法。理系・クリエイティブ分野に関心がある人向け。条文の構造が独特。
- —国際私法:通則法の適用ルールが中心で範囲は狭い。問題の型が決まっている。
- —租税法:所得区分と課税要件の理解。会計の素養があると有利。
- —環境法:行政法との親和性が高い。教材は少なめ。
- —国際公法:条約・慣習国際法。範囲が広く、受験者が少ないため情報も少ない。
配点と時間
| 司法試験 | 予備試験 | |
|---|---|---|
| 配点 | 100点(論文800点中) | 50点(論文500点中) |
| 時間 | 3時間(2問) | 1時間10分(1問) |
| 最低ライン | 25点未満で不合格 | なし(合計点で判定) |
司法試験では選択科目にも 最低ライン(素点25%) があり、令和7年は56人が選択科目で最低ライン未満でした。捨て科目にはできません。
いつから始めるか
基本7科目の論文が回り始めてからで足ります。予備試験なら短答後〜論文までの8週間に集中して仕上げる受験生も多く、司法試験なら前年秋からで十分です。選び方は 選択科目の選び方 を参照してください。
関連:予備試験の科目と配点 / 司法試験の合格点と最低ライン / 予備校比較
よくある質問
- Q. 選択科目で一番人気はどれですか?
- 労働法です。令和7年司法試験の合格者1,581人のうち492人(31.1%)が労働法選択で、次いで経済法21.6%、倒産法17.9%でした。
- Q. 予備試験にも選択科目はありますか?
- あります。令和4年から論文式試験に選択科目(50点・1時間10分)が導入され、それまでの一般教養の論文は廃止されました。司法試験と同じ8科目から出願時に1つ選びます。
- Q. 選択科目は途中で変更できますか?
- 同一年の出願後は変更できません。翌年以降の出願時には変更できますが、学習が無駄になるため、最初に決めた科目で続けるのが一般的です。
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