教材レビュー
『事例から民法を考える』(初版)レビュー|誰向け・使い方・弱点【司法試験・予備試験】
『事例から民法を考える』のレビュー。民法の中〜長文事例23問を扱う演習書を、債権法改正前の刊行という弱点への対処、問題の選び方、答案構成の練習法から解説。
公開 2026/10/05約2分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
Amazon.co.jp
事例から民法を考える(初版)
Amazonで見る
本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。書誌情報・価格(税込)は2026年10月時点のもので、改版や価格改定があり得ます。購入前に出版社・販売ページでご確認ください。
書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者・編者 | 佐久間毅・曽野裕夫・田高寛貴・久保野恵美子 |
| 出版社 | 有斐閣(法学教室ライブラリィ) |
| 版・発行 | 初版・2014年4月 |
| ページ数 | 438ページ |
| 価格(税込) | 3,300円 |
| ISBN | 978-4-641-13675-5 |
Amazon.co.jp
Amazonで『事例から民法を考える』を見る
Amazonで見る
どんな本か
法学教室の連載を単行本化した民法の演習書で、総則から債権各論までの事例問題23問に詳しい解説が付きます。司法試験の民法は長文事例から請求権を組み立てる力が問われるため、その訓練に向いた本として長く使われています。
向いている人・向いていない人
向いている人
- —民法の論文で、長文事例から請求権と要件を組み立てる練習がしたい
- —基本書を1周し、答案を書く段階に入った
- —解説を読んで「考え方の順序」を学びたい
向いていない人
- —2017年の債権法改正後の条文で演習したい(本書は改正前)
- —予備試験の過去問を優先したい
- —短時間で回せる薄い演習書が欲しい
使い方
各問を答案構成(15〜20分)してから解説を読みます。改正の影響を受ける箇所は、民法の論点解説と現行条文で読み替えながら進めます。全23問を1周したら、論文過去問の民法で同じ手順を踏み、書いた答案は AI添削 に出します。
この本で確認した論点は、論点解説の該当ページで「問題提起→規範→あてはめ」の形に整え、答案で使える文章にしておくと定着が速くなります。短答知識が絡む箇所は 短答◯×演習 で肢ごとに確認し、論文で使えるかは AI添削 に答案を出して拾い率と規範の正確性を数値で見るのが近道です。
弱点・注意点
2014年刊行で債権法改正前のため、債権分野は条文番号と結論の読み替えが必要です。初学者が改正前後を混同するリスクがあるので、改正を理解してから使ってください。改訂版が出ていない点は購入前に承知しておく必要があります。
併用したい本
Amazon.co.jp
民法(全) 第3版補訂版
Amazonで見る
Amazon.co.jp
民法判例百選Ⅱ 第9版
Amazonで見る
Amazon.co.jp
令和7年 予備試験 論文 A答案再現&ぶんせき本
Amazonで見る
総合評価
★★★★ 4.0 / 5 考え方の順序を学ぶ良書。改正の読み替えができる人向け。
教材の選び方の原則(1科目1冊・5周できる薄さ)は 教材の選び方、合格者が実際に使った15冊は おすすめ教材15選 にまとめています。
よくある質問
- Q. 『事例から民法を考える』は初学者でも読めますか?
- 民法の論文で、長文事例から請求権と要件を組み立てる練習がしたいという人には向いています。一方で2017年の債権法改正後の条文で演習したい(本書は改正前)という場合は、先に別の教材から入る方が効率的です。
- Q. 『事例から民法を考える』は何周すればよいですか?
- 通読は1周で十分で、2周目以降は答案を書いて詰まった箇所だけ辞書的に戻る使い方が合格者に多いやり方です。周回の具体的な回し方は本文の「使い方」を参照してください。
Online Law School
予備校の10分の1以下の費用で、演習・添削・計画をひとつに
論点解説(無料)、短答◯×演習、論文過去問、AI添削、AI勉強計画。ライトプランは月額5,000円、最低契約期間はありません。
あわせて読みたいコラム
論点ごとの解説(論証・判例・答案の書き方)は論点解説へ: