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CIVIL LAW

共同相続と遺産分割

相続出題年度:平成24・27・29・令和元・5(関連)

規範(判例・通説の定式)

相続人が数人あるときは、相続財産はその共有に属する(898条)。遺産分割前の共同相続における各共同相続人の持分は法定相続分による。

【遺産共有と民法249条以下の共有規定の適用】

遺産共有も民法249条以下に規定する共有とその性質を異にするものではなく、共有の規定が適用される(最判昭30.5.31)。各共有者は共有物の全部についてその持分に応じた使用をする権限を有する(249条1項)。したがって、共有者の一人が共有物を占有している場合、他の共有者が明渡しを求めるには、それを求める理由があることを主張立証する必要がある(最判昭41.5.19)。

【共有物の管理(252条)】

誰が共有物を使用するかの決定は、共有物の管理に関する事項として持分の過半数による決定が必要(252条1項後段)。

【遺産分割の遡及効】

遺産の分割は相続開始の時にさかのぼってその効力を生ずる(909条本文)。ただし、第三者の権利を害することはできない(909条但書)。

【預貯金債権】

預貯金債権は遺産分割の対象となる(最大決平28.12.19)。遺産分割前の仮払い制度(909条の2)あり。

答案での書き方(法的三段論法)

  1. 1

    問題提起

    本件で共同相続と遺産分割が問題となる旨を、条文を引用して1〜2文で提起する。

  2. 2

    規範

    上の「規範」の定式を、判例名・条文とセットでそのまま書く。要件が複数ある場合は①②③と番号を振る。

  3. 3

    あてはめ

    問題文の事情を要件ごとに引用し、「〜という事情は…を意味するから、要件○を満たす」と評価を加える。数字・なお書き・当事者の具体的行動は必ず拾う。

  4. 4

    結論

    「したがって/よって」で要件充足と結論(成立・不成立、適法・違法、合憲・違憲)を一文で締める。

自分の答案がこの4要素に分解できているかは、AI答案添削で色分けして確認できます。

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出題実績と演習

よくある質問

Q「共同相続と遺産分割」は予備試験・司法試験で出題されていますか?+

平成24年・平成27年・平成29年・令和元年・令和5年の論文式試験で出題(または関連出題)されています。頻出度は標準ランクです。