教材レビュー
『完全講義 民事裁判実務[要件事実編]』(初版(『民事裁判実務の基礎 上巻 第3版』を改題))レビュー|誰向け・使い方・弱点【司法試験・予備試験】
大島眞一『完全講義 民事裁判実務[要件事実編]』(2024年)のレビュー。「大島本」として知られる民事実務基礎の定番を、要件事実の理由付けの学び方、新問研との組み合わせ、読む範囲の絞り方から解説。
公開 2026/10/05約3分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
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完全講義 民事裁判実務[要件事実編] 民事訴訟の基本構造・訴訟物・要件事実(初版(『民事裁判実務の基礎 上巻 第3版』を改題))
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本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。書誌情報・価格(税込)は2026年10月時点のもので、改版や価格改定があり得ます。購入前に出版社・販売ページでご確認ください。
書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者・編者 | 大島眞一 |
| 出版社 | 民事法研究会 |
| 版・発行 | 初版(『民事裁判実務の基礎 上巻 第3版』を改題)・2024年5月 |
| ページ数 | 517ページ |
| 価格(税込) | 4,950円 |
| ISBN | 978-4-86556-619-2 |
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どんな本か
裁判官の著者が要件事実と民事裁判実務を講義形式で解説する「大島本」の要件事実編で、旧『民事裁判実務の基礎 上巻』を改題・改訂した2024年版です。要件事実を「なぜその事実を主張立証するのか」から説明するため、新問研で結論だけ覚えた人が理由付けを腹落ちさせるのに向きます。筆者はおすすめ教材15選に入れています。
向いている人・向いていない人
向いている人
- —新問研の要件事実を丸暗記しており、応用が利かない
- —予備試験の民事実務基礎で安定した点を取りたい
- —民事保全・執行や事実認定も含めて実務の全体像を掴みたい(姉妹編あり)
向いていない人
- —民事実務基礎は新問研と過去問だけで済ませたい(それでも合格点は取れる)
- —517ページを読む時間がない
- —口述直前で、薄い本の再読を優先すべき段階
使い方
新問研を1周してから、本書の該当類型を読んで理由付けを補います。全ページを通読する必要はなく、売買・貸金・賃貸借・所有権関係の章を優先します。論文過去問の民事実務基礎で問われた類型は、本書で理由付けまで確認します。
この本で確認した論点は、論点解説の該当ページで「問題提起→規範→あてはめ」の形に整え、答案で使える文章にしておくと定着が速くなります。短答知識が絡む箇所は 短答◯×演習 で肢ごとに確認し、論文で使えるかは AI添削 に答案を出して拾い率と規範の正確性を数値で見るのが近道です。
弱点・注意点
分量と価格から、民事実務基礎にどこまで投資するかの判断が必要です。配点を考えると、基本7科目が固まっていない段階で本書に時間をかけるのは順番が逆です。姉妹編(事実認定・保全執行)まで揃えると1万円を超えます。
併用したい本
総合評価
★★★★☆ 4.5 / 5 要件事実の理由付けはこの本で。新問研の次に、範囲を絞って。
教材の選び方の原則(1科目1冊・5周できる薄さ)は 教材の選び方、合格者が実際に使った15冊は おすすめ教材15選 にまとめています。
よくある質問
- Q. 『完全講義 民事裁判実務[要件事実編]』は初学者でも読めますか?
- 新問研の要件事実を丸暗記しており、応用が利かないという人には向いています。一方で民事実務基礎は新問研と過去問だけで済ませたい(それでも合格点は取れる)という場合は、先に別の教材から入る方が効率的です。
- Q. 『完全講義 民事裁判実務[要件事実編]』は何周すればよいですか?
- 通読は1周で十分で、2周目以降は答案を書いて詰まった箇所だけ辞書的に戻る使い方が合格者に多いやり方です。周回の具体的な回し方は本文の「使い方」を参照してください。
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