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『基本刑法Ⅱ 各論』(第3版)レビュー|誰向け・使い方・弱点【司法試験・予備試験】
『基本刑法Ⅱ 各論 第3版』(2023年)のレビュー。財産犯の処理手順で定評のある各論の基本書を、論文・短答・口述それぞれでの使い方、第3版の変更点から解説。
公開 2026/10/05約2分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
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基本刑法Ⅱ 各論 第3版
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本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。書誌情報・価格(税込)は2026年10月時点のもので、改版や価格改定があり得ます。購入前に出版社・販売ページでご確認ください。
書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者・編者 | 大塚裕史・十河太朗・塩谷毅・豊田兼彦 |
| 出版社 | 日本評論社 |
| 版・発行 | 第3版・2023年4月 |
| ページ数 | 584ページ |
| 価格(税込) | 3,740円 |
| ISBN | 978-4-535-52688-4 |
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どんな本か
刑法各論を判例の立場で解説する基本書で、2023年の第3版で性犯罪規定の改正(2023年)前後の動きと新判例が反映されました。窃盗・詐欺・横領・背任の区別、文書偽造、放火など、論文で処理手順が問われる財産犯・社会的法益の記述が明快です。筆者は口述試験の直前にもこの本の各犯罪の構成要件を読み返しました。
向いている人・向いていない人
向いている人
- —財産犯の区別(窃盗と横領、詐欺と恐喝など)を処理手順で固めたい
- —各論の短答知識と論文の処理を1冊で済ませたい
- —口述試験で構成要件を口頭で言えるようにしたい
向いていない人
- —学説の対立を深く学びたい
- —薄い本で各論を短期に通したい(584ページ)
- —総論を別の基本書で学んでおり、記述の統一感を重視しない
使い方
1周目は財産犯を最優先で通読し、各犯罪の構成要件と区別基準を1ページにまとめます。刑法の論点解説の各論論点に本書の規範を照合します。短答で間違えた各論の肢は本書で確認し、口述前には構成要件の一覧を音読します。
この本で確認した論点は、論点解説の該当ページで「問題提起→規範→あてはめ」の形に整え、答案で使える文章にしておくと定着が速くなります。短答知識が絡む箇所は 短答◯×演習 で肢ごとに確認し、論文で使えるかは AI添削 に答案を出して拾い率と規範の正確性を数値で見るのが近道です。
弱点・注意点
改正の多い分野なので、2023年以降の改正(不同意性交等罪の運用、拘禁刑導入)は判例六法で確認してください。総論と同じ著者陣なので、総論も本シリーズで揃える方が処理手順の一貫性が保てます。
併用したい本
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基本刑法Ⅰ 総論 第3版
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刑法判例百選Ⅱ 各論 第8版
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刑法事例演習教材 第3版
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総合評価
★★★★★ 5.0 / 5 各論の基本書の定番。財産犯の処理はこの本で固める。
教材の選び方の原則(1科目1冊・5周できる薄さ)は 教材の選び方、合格者が実際に使った15冊は おすすめ教材15選 にまとめています。
よくある質問
- Q. 『基本刑法Ⅱ 各論』は初学者でも読めますか?
- 財産犯の区別(窃盗と横領、詐欺と恐喝など)を処理手順で固めたいという人には向いています。一方で学説の対立を深く学びたいという場合は、先に別の教材から入る方が効率的です。
- Q. 『基本刑法Ⅱ 各論』は何周すればよいですか?
- 通読は1周で十分で、2周目以降は答案を書いて詰まった箇所だけ辞書的に戻る使い方が合格者に多いやり方です。周回の具体的な回し方は本文の「使い方」を参照してください。
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