教材レビュー
『基本刑法Ⅰ 総論』(第3版)レビュー|誰向け・使い方・弱点【司法試験・予備試験】
『基本刑法Ⅰ 総論 第3版』のレビュー。受験生の刑法基本書として圧倒的に使われる1冊を、判例ベースの記述が答案に効く理由、使い方、改訂待ちの注意点から解説。
公開 2026/10/05約2分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
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基本刑法Ⅰ 総論 第3版
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本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。書誌情報・価格(税込)は2026年10月時点のもので、改版や価格改定があり得ます。購入前に出版社・販売ページでご確認ください。
書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者・編者 | 大塚裕史・十河太朗・塩谷毅・豊田兼彦 |
| 出版社 | 日本評論社 |
| 版・発行 | 第3版・2019年3月 |
| ページ数 | 536ページ |
| 価格(税込) | 4,180円 |
| ISBN | 978-4-535-52383-8 |
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どんな本か
刑法総論を判例・実務の立場を軸に、学説対立を必要な範囲に絞って解説した基本書です。「刑法の答案は判例の立場で書けば足りる」という受験の現実に合った記述で、受験生の採用率が最も高い刑法の基本書です。因果関係・正当防衛・共犯・錯誤など論文頻出分野の処理手順が明確で、筆者も総論はこの本だけで通しました。
向いている人・向いていない人
向いている人
- —刑法の答案を判例の立場で安定して書きたい
- —学説の対立に深入りせず、処理手順を固めたい
- —短答の総論分野も1冊で済ませたい
向いていない人
- —学説を深く学びたい(研究者向けの体系書が必要)
- —2019年以降の新判例・改正(侮辱罪の法定刑引上げ、拘禁刑など)の反映を1冊に求める
- —薄い入門書から入りたい
使い方
1周目は通読し、各章末の処理手順を自分でノート1ページにまとめます。刑法の論点解説の総論論点(因果関係・不作為・正当防衛・共犯)に本書の規範を照合し、答案で使う表現に揃えます。短答で間違えた総論の肢は本書で確認し、判例六法にマーキングします。
この本で確認した論点は、論点解説の該当ページで「問題提起→規範→あてはめ」の形に整え、答案で使える文章にしておくと定着が速くなります。短答知識が絡む箇所は 短答◯×演習 で肢ごとに確認し、論文で使えるかは AI添削 に答案を出して拾い率と規範の正確性を数値で見るのが近道です。
弱点・注意点
2019年の第3版以降、改訂が待たれています。刑法改正(拘禁刑の導入など)と新判例は判例六法と『刑法判例百選 第8版』で補ってください。姉妹書『基本刑法Ⅱ 各論』は2023年に第3版が出ています。
併用したい本
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基本刑法Ⅱ 各論 第3版
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刑法事例演習教材 第3版
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刑法判例百選Ⅰ 総論 第8版
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総合評価
★★★★★ 5.0 / 5 刑法総論の基本書はこれ一択に近い。改訂情報だけ注意。
教材の選び方の原則(1科目1冊・5周できる薄さ)は 教材の選び方、合格者が実際に使った15冊は おすすめ教材15選 にまとめています。
よくある質問
- Q. 『基本刑法Ⅰ 総論』は初学者でも読めますか?
- 刑法の答案を判例の立場で安定して書きたいという人には向いています。一方で学説を深く学びたい(研究者向けの体系書が必要)という場合は、先に別の教材から入る方が効率的です。
- Q. 『基本刑法Ⅰ 総論』は何周すればよいですか?
- 通読は1周で十分で、2周目以降は答案を書いて詰まった箇所だけ辞書的に戻る使い方が合格者に多いやり方です。周回の具体的な回し方は本文の「使い方」を参照してください。
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