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『基本行政法』(第3版)レビュー|誰向け・使い方・弱点【司法試験・予備試験】

中原茂樹『基本行政法 第3版』のレビュー。個別法の仕組み解釈を事例で学べる受験生定番の基本書を、処分性・原告適格の答案への効き方、版の古さの補い方まで解説。

公開 2026/10/05約2分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます

Amazon.co.jp 基本行政法 第3版 中原茂樹 / 日本評論社 / 2018年3月 / 498ページ / 3,740円★★★★★ Amazonで見る
本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。書誌情報・価格(税込)は2026年10月時点のもので、改版や価格改定があり得ます。購入前に出版社・販売ページでご確認ください。

書誌情報

項目内容
著者・編者中原茂樹
出版社日本評論社
版・発行第3版・2018年3月
ページ数498ページ
価格(税込)3,740円
ISBN978-4-535-52333-3
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どんな本か

行政法の基礎知識から、個別法を読み解いて事案に当てはめる「仕組み解釈」までを、事例を軸に解説した基本書です。処分性・原告適格・裁量統制といった論文頻出テーマが、判例の規範と当てはめの流れで書かれており、司法試験・予備試験の受験生に最も使われている行政法の1冊です。筆者も行政法はこの本を軸にしました。

向いている人・向いていない人

向いている人

  • —行政法が条文の数字と判例名の暗記になってしまい、答案で使えない
  • —処分性・原告適格を判例の規範と当てはめの両方で書けるようになりたい
  • —初学者で、1冊目から試験で使える本を選びたい

向いていない人

  • —最新の判例・法改正(2018年以降)を1冊で済ませたい
  • —行政法の理論的な体系を深く学びたい(研究者向けの体系書ではない)
  • —超短期で薄い本から入りたい(500ページ弱)

使い方

1周目は通読し、事例と設問を読み飛ばさずに「自分ならどう答えるか」を考えてから解説を読みます。2周目は処分性・原告適格・裁量・訴訟類型の章に絞り、行政法の論点解説の規範と照合します。過去問を書くときは本書の「仕組み解釈」の手順をそのまま答案構成の順番に使えます。

この本で確認した論点は、論点解説の該当ページで「問題提起→規範→あてはめ」の形に整え、答案で使える文章にしておくと定着が速くなります。短答知識が絡む箇所は 短答◯×演習 で肢ごとに確認し、論文で使えるかは AI添削 に答案を出して拾い率と規範の正確性を数値で見るのが近道です。

弱点・注意点

2018年の第3版以降、改訂が出ていません。令和以降の重要判例と法改正は『行政判例百選 第8版』と判例六法で補ってください。事例研究行政法のような演習書とセットで使わないと、知識が答案に変換されにくい点も注意です。

併用したい本

総合評価

★★★★☆ 4.5 / 5 行政法の1冊目はこれで決まり。新判例は百選で補う。

教材の選び方の原則(1科目1冊・5周できる薄さ)は 教材の選び方、合格者が実際に使った15冊は おすすめ教材15選 にまとめています。

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よくある質問

Q. 『基本行政法』は初学者でも読めますか?
行政法が条文の数字と判例名の暗記になってしまい、答案で使えないという人には向いています。一方で最新の判例・法改正(2018年以降)を1冊で済ませたいという場合は、先に別の教材から入る方が効率的です。
Q. 『基本行政法』は何周すればよいですか?
通読は1周で十分で、2周目以降は答案を書いて詰まった箇所だけ辞書的に戻る使い方が合格者に多いやり方です。周回の具体的な回し方は本文の「使い方」を参照してください。

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