教材レビュー
『会社法(田中亘)』(第4版)レビュー|誰向け・使い方・弱点【司法試験・予備試験】
田中亘『会社法 第4版』(2023年)のレビュー。理由付けの深さで定評のある体系書を、辞書としての使い方、リークエとの役割分担、通読の是非から解説。
公開 2026/10/05約2分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
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会社法 第4版
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本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。書誌情報・価格(税込)は2026年10月時点のもので、改版や価格改定があり得ます。購入前に出版社・販売ページでご確認ください。
書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者・編者 | 田中亘 |
| 出版社 | 東京大学出版会 |
| 版・発行 | 第4版・2023年3月 |
| ページ数 | 904ページ |
| 価格(税込) | 4,180円 |
| ISBN | 978-4-13-032397-0 |
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どんな本か
単著で会社法全体を900ページに書き切った体系書で、制度の趣旨と理由付けの説明が丁寧なことで知られます。2023年の第4版で判例と実務が更新されました。論文で「なぜその解釈か」を書くときの理由付けを探すと、たいてい本書に答えがあります。筆者はおすすめ教材15選にも挙げています。
向いている人・向いていない人
向いている人
- —会社法の論文で理由付けを厚く書けるようになりたい
- —リークエで分からなかった箇所の理由を知りたい
- —法科大学院の授業や答練の解説で参照される本を手元に置きたい
向いていない人
- —初学者で、最初の1冊として通読しようとしている(挫折しやすい)
- —短答知識の確認が主目的
- —持ち運びや通読の時間を重視する
使い方
通読はせず、辞書として使うのが現実的です。商法の論点解説で理由付けが薄いと感じた論点、答案で説得力が出ない論点について本書の該当箇所を読み、理由付けを2〜3行で書き足します。索引が充実しているので、条文番号からも論点名からも引けます。
この本で確認した論点は、論点解説の該当ページで「問題提起→規範→あてはめ」の形に整え、答案で使える文章にしておくと定着が速くなります。短答知識が絡む箇所は 短答◯×演習 で肢ごとに確認し、論文で使えるかは AI添削 に答案を出して拾い率と規範の正確性を数値で見るのが近道です。
弱点・注意点
分量と密度のため、通読に取り組むと他科目を圧迫します。基本書はリークエ、辞書は田中、という分担が受験生の間で定着しています。価格は高めですが、長く使える本です。
併用したい本
総合評価
★★★★☆ 4.5 / 5 会社法の辞書の決定版。通読せず引く。
教材の選び方の原則(1科目1冊・5周できる薄さ)は 教材の選び方、合格者が実際に使った15冊は おすすめ教材15選 にまとめています。
よくある質問
- Q. 『会社法(田中亘)』は初学者でも読めますか?
- 会社法の論文で理由付けを厚く書けるようになりたいという人には向いています。一方で初学者で、最初の1冊として通読しようとしている(挫折しやすい)という場合は、先に別の教材から入る方が効率的です。
- Q. 『会社法(田中亘)』は何周すればよいですか?
- 通読は1周で十分で、2周目以降は答案を書いて詰まった箇所だけ辞書的に戻る使い方が合格者に多いやり方です。周回の具体的な回し方は本文の「使い方」を参照してください。
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