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法科大学院の既修者コースと未修者コースの違い|入試科目・学費・司法試験合格率と、法学部卒が未修を選ぶ是非
法科大学院の既修者コース(2年)と未修者コース(3年)の違いを、入試(法律7科目 vs 小論文)、学費、修了要件、司法試験合格率、向いている人で比較。法学部卒があえて未修を選ぶメリット・デメリットと、既修入試に間に合わせる勉強法。
公開 2026/10/05約4分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
数値は法務省・文部科学省・各大学の公表資料(2026年10月時点)にもとづきます。年度ごとに変わるため、出願前に必ず最新の公式資料で確認してください。本記事の外部リンクにはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
結論:法学部出身で既修入試に半年〜1年で間に合うなら既修(2年)、法律をゼロから学ぶなら未修(3年)です。学費は国立で約80万円、期間は1年の差があり、司法試験の合格率は既修の方が大きく上回ります。この記事は、出願するコースを決めかねている人向けに、入試・学費・在学中受験・1年目の過ごし方の違いを整理します。
2つのコースの違い
| 既修者コース | 未修者コース | |
|---|---|---|
| 修業年限 | 2年 | 3年(1年目に法律基本科目を履修) |
| 入試 | 法律科目試験(公法・民事法・刑事法の7科目が中心)+書類 | 小論文+書類(志望理由書・学部成績)+面接の大学も |
| 入学時に求められる力 | 7科目の基礎(短答・簡単な論文が書ける) | 文章力・論理的思考 |
| 国立の学費総額 | 約189万円 | 約269万円 |
| 在学中受験 | 2年目(最終学年) | 3年目(最終学年) |
| 司法試験合格率 | 既修の方が大きく上回る(令和7年の合格者は既修966人・未修187人。法務省公表) | 低い傾向 |
入試科目の違い
既修者コース は、憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の 論述式 が中心です(大学により行政法を除くなど差があります)。出題レベルは予備試験論文より易しいものの、短時間で答案の型が書けるかが問われます。論点解説 で規範と理由付けを押さえ、論文過去問 で書く練習を積めば、予備試験対策がそのまま既修入試対策になります。
未修者コース は小論文と書類審査。法律知識は問われませんが、入学後1年で7科目の基礎を詰め込むため、入学前から 短答◯×演習 で条文と判例に触れておくと1年目が楽になります。
法学部卒が未修を選ぶのは「あり」か
学部で法律を学んだ人が、あえて未修者コースを選ぶケースがあります。
メリット
- —既修入試の法律科目試験を回避できる。
- —1年目で基礎をやり直せる。
デメリット
- —1年と学費(国立で約80万円)を余計に使う。
- —未修1年目の授業は既に知っている内容が多く、時間効率が悪い。
- —司法試験までの期間が1年延びる。
結論としては、既修入試に半年〜1年で間に合うなら既修 を勧めます。間に合わないと感じるのは「論文が書けない」ことが原因であることが多く、それは未修に入っても解決しません。AI添削 で答案を見てもらい、書けない原因を特定する方が早道です。
社会人・他学部卒が既修を狙うには
- —1年計画で7科目の基礎を回す。AI勉強計画 で週単位に落とす。
- —既修入試の過去問(各大学が公開)で出題レベルを確認。
- —予備試験の短答を同時に受け、到達度の目安にする。
既修・未修で変わる費用と期間
| ルート | 学部卒業後に司法試験を受けるまで | 学費(国立) |
|---|---|---|
| 既修(在学中受験) | 2年目 | 約189万円 |
| 未修(在学中受験) | 3年目 | 約269万円 |
| 予備試験ルート | 最短1〜2年(学部在学中も可) | 教材・演習環境のみ |
→ 法科大学院の費用と奨学金 / 法科大学院と予備試験の比較
入学後の違い:1年目の過ごし方
既修1年目 は、いきなり司法試験レベルの事例演習(民法・刑法・民訴など)が始まります。授業の予習で判例を読み、復習で答案を書く、という往復に加えて、翌年7月の在学中受験に向けた過去問演習を自分で回す必要があります。学校の授業だけでは過去問を全年度は扱わないので、入学前の春休みに 論文過去問 の直近3年分を一度書いておくと、授業の吸収率が変わります。
未修1年目 は、7科目の基礎を1年で入れる期間です。授業の進度が速く、消化不良のまま2年目の演習に入って失速する人が多い。短答の過去問を肢ごとに回して条文と判例に毎日触れる習慣をつけ、2年目に既修組と同じ土俵に立てるかどうかが分かれ目です。
よくある誤解
- —「未修は法律初学者向けだから楽」→ 1年で既修相当まで上げる必要があり、むしろ負荷は高い。
- —「既修入試は難しいから無理」→ 出題は予備試験論文より易しく、半年の論文演習で届く人が多い。
- —「既修・未修で司法試験の受験資格が変わる」→ 変わらない。修了または在学中受験の認定で同じ受験資格を得る。
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よくある質問
- Q. 未修者コースは法学部出身でも入れますか?
- 入れます。未修者コースの出願資格に学部の制限はなく、法学部卒が未修を選ぶことも可能です。ただし1年と学費が余計にかかるため、既修入試に間に合うなら既修を勧めます。
- Q. 既修者コースの入試はどれくらい難しいですか?
- 出題は予備試験論文より易しい水準ですが、7科目の論述を短時間で書く必要があります。予備試験の論文対策(規範の暗記+過去問演習)をしていれば十分対応できます。
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