勉強法
短答・論文・口述、各ステージで変えるべき思考法と心構え|「正確さ」「評価」「対話」への切り替え
予備試験の3ステージは求められる思考が違う。短答は「知っているかの正確さ」、論文は「事実を評価する力」、口述は「結論→条文→理由の対話」。各ステージへの切り替えのタイミング、短答後の2か月・論文後の2週間の過ごし方、よくある失敗。
公開 2026/10/05約3分で読めますPR:本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます
この記事の筆者(開発者)は、医学部在籍中に予備試験へ短答20位台・論文10位台(総合13位)で合格しました。平日3〜4時間・休日8時間、期間は約1年半です。勉強法の全文は 合格者の勉強法 に公開しています。
3ステージは別の試験
| ステージ | 問われる力 | 思考の軸 | 失敗パターン |
|---|---|---|---|
| 短答 | 知識の正確さ | 「正しいか誤りか」を速く | 論文脳のまま考え込んで時間切れ |
| 論文 | 事実の評価 | 「この事実は要件を満たすか」 | 短答脳で知識を並べ、あてはめが薄い |
| 口述 | 対話と手続 | 「結論→条文→理由」を短く | 論文脳で長く話し、追加質問を招く |
短答期の思考法
- —肢を読んで 1分半で判定。迷ったら飛ばす。
- —「なぜ」は後回し。判例の結論と条文の文言を機械的に照合する。
- —復習は間違えた肢だけ(短答◯×演習)。正解した肢の理由を調べ始めると終わらない。
- —論文の型は週1通の答案構成で維持する。完全に止めると短答後に戻すのに2週間かかる。
短答後〜論文までの2か月
短答翌日から論文へ切り替えます。自己採点で合格点(令和7年は159点、令和8年は165点。法務省公表)を超えていれば結果発表を待たない。
| 週 | 内容 |
|---|---|
| 1〜2 | 答案週3通で型を戻す(論文の型)。AI添削 で拾い率を確認 |
| 3〜5 | 過去問の答案構成を全年度・全科目。選択科目を開始 |
| 6〜7 | 実務基礎(要件事実・刑事手続)を集中。答案は週2通 |
| 8 | 答案構成の総復習、出題趣旨の照合 |
論文期の思考法
- —問題文の事実に番号を振り、使い切る。使わなかった事実は落とした論点のサイン。
- —規範は短く、あてはめを長く。「事実+だから+評価」の形。
- —知らない論点は、条文の趣旨から規範を自作して型どおり書く。白紙にしない。
- —書いた答案は必ず第三者に。AI添削 なら書いた直後に出題趣旨への正対度まで返る。
論文後〜口述までの思考法
論文の合格発表から口述まで約2週間。「書く」から「話す」へ切り替えます。
- —結論→条文→理由の順で、1回の回答は20秒以内。
- —分からなければ「条文を確認してよろしいでしょうか」。沈黙しない。
- —主査の助け舟に乗る。自説に固執しない。
- —要件事実と刑事手続を 声に出して 言う練習(口述対策)。
切り替えのタイミングを間違えない
- —短答前2か月は短答に寄せる(論文は週1通の構成だけ)。
- —短答翌日に論文へ。発表を待たない。
- —論文翌日から選択科目・実務基礎の復習と、口述の過去問再現を少しずつ読む。発表後に慌てない。
心構え:各ステージで「捨てるもの」を決める
短答期は深い理解を捨て、論文期は知識の網羅を捨て、口述期は完璧な答えを捨てる。捨てるものを決めない人は、全ステージで中途半端になります。
ステージごとの1日のモデル
| 短答期(短答前2か月) | 論文期 | 口述期(発表後2週間) | |
|---|---|---|---|
| 朝 | 間違えた肢50問 | 答案構成1問 | 再現問答を音読15分 |
| 移動 | ◯×演習 新規50肢 | 論点解説 で規範確認 | 要件事実のカードを声に出す |
| 夜 | 判例六法のマーキング部分1科目 | フル答案1通→AI添削 | 模擬口述(家族でも可)20分 |
| 週末 | 年度別過去問を本番形式で1回 | 答案2通+出題趣旨照合 | 民事・刑事の手続を通しで説明 |
切り替えで崩れやすい人の対策
- —短答後に燃え尽きる:短答翌日の予定を 前もって 決めておく(答案1通)。空白の日を作らない。
- —論文後に遊びすぎる:発表までの2か月は選択科目と実務基礎を週5時間だけ続ける。ゼロにすると口述期に戻れない。
- —口述で緊張する:模擬口述を最低3回。声に出した回数が緊張を減らします。
各ステージの「指標」
| ステージ | 見る数字 |
|---|---|
| 短答 | 間違えた肢の残数、年度別過去問の点数(目標200点) |
| 論文 | 週の答案本数、拾い率、規範の正確性、出題趣旨への正対度 |
| 口述 | 20秒以内に答えられた問いの割合 |
AI勉強計画 にステージを設定すると、週のタスクがその指標に沿って配分されます。
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よくある質問
- Q. 短答の結果発表まで論文の勉強を待つべきですか?
- 待たないでください。自己採点で合格点を超えていれば翌日から論文に切り替えます。発表を待つと論文までの期間が1か月短くなります。
- Q. 論文と口述で心構えはどう違いますか?
- 論文は事実を評価して長く書く試験、口述は結論→条文→理由を20秒以内で話す対話の試験です。論文のつもりで長く話すと追加質問が増えるので、短く答えて主査の誘導に乗る姿勢に切り替えます。
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